日中は太陽光、夜間は蓄電池の電力を活用
樹脂加工メーカー大手の積水化学工業は12月12日、エネルギー自給自足率を理論上100%実現した住宅「スマートパワーステーション“100%Edition”」(以下、同商品)を2017年1月2日より発売すると発表した。
同商品は、北海道、沖縄、本州の多雪地域を除く地域で販売される。販売価格は、3.3m2あたり80万円台より。なお、販売価格は税別となる。
同商品は、日中は太陽光で発電された電力を使用しつつ余剰電力を蓄える。夜間は蓄電池に充電された電力が活用される。また、停電時も電力の使用が可能で、通常とほぼ同じ生活が可能となる。
大容量コンパクトの屋内型蓄電池搭載
同商品の特長は、大容量でコンパクトな屋内型蓄電池を搭載している点だ。従来の屋内型蓄電池と比較すると、使用スペース2分の1程度となり、業界最小サイズを実現しているほか、12.0kWhの大容量も実現している。
さらに、同商品は、電気自動車(EV)が有する電力と住宅の電力が互いに融通できる「V2Hシステム」との併用が可能となっている。大容量蓄電池のほか、V2Hシステムと太陽光発電の3つの電力を活用することで、エネルギー自給率の向上が期待できる。
また、家庭のエネルギーを管理するシステムである「HEMS」の制御による全室空調が導入されているほか、断熱性が格段に向上した「トリプルガラス樹脂サッシ」(オプション仕様)を導入することで、従来比約17%の省エネが実現される。
(画像はプレスリリースより)
積水化学工業(プレスリリース)
http://www.sekisuiheim.com/info/press/20161212.html