アンチ・ドーピングの精神を国内外に訴え
公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、2016年12月10日(土)に、札幌時計台にて「PLAY TRUE Sapporo 札幌からスポーツの価値を発信」を開催した。
この催しは、「スポーツの価値」を国内外に発信することを目的としたイベントで、来場者に向けて「アンチ・ドーピングの精神」などについて訴えた。
会場は大雪という悪天候にもかかわらず、多くの来場者で溢れ、多くの人がアスリートたちの訴えに耳を傾けていた。
また、札幌は来年2月に開催される冬期アジア大会の会場になっていることもあり、クリーンなスポーツを目指し、活動の輪を広げていくことの大切さも合わせて訴えた。
2017年の冬期アジア大会を見据えて
5人のアスリートによって開かれた座談会では、WADA/JADAアスリート委員を務める室伏氏をはじめ、陸上の福島千里氏や、元スピードスケート選手の鈴木靖氏らがそれぞれ、ドーピングに関する思いを表明。
ドーピングのない世界で正々堂々と戦うことの大切さや精神の美しさを説いた。
さらに、札幌市立平岸高校・清田高校の生徒が登壇。札幌市とJADAの取り組みへの成果発表した。さらに平岸高校の生徒は、紙芝居でドーピングをした選手の心情を描くことで、より幅広くアンチ・ドーピングの精神を広めていくという策を提案した。
この他、意識の向上を図るとして、アンチ・ドーピングの文字が入ったリストバンドを製作するなど、積極的に提案。清田高校の生徒も、スポーツの価値に関するスピーチを英語で述べるなど、内容の濃いイベントとなった。
アスリートの心をつなぐトーチリレー
イベントの後半では、世界各国のアスリートのメッセージを1つの巻物に込め、それをリレー形式でつないでいく「PLAY TRUEトーチリレー」についても紹介。
この巻物は「アジア冬期競技大会」のアスリートヴィレッジにて一般公開されることになっている。この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
(画像はプレスリリースより)
公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000008230.htmlPLAY TRUE 2020について
http://playtrue2020-sp4t.jp/torchrelay/jp/