太陽光発電システム用1500V系PCSとAC Station開発
東芝三菱電機産業システム株式会社(TMEIC)は5月29日、大容量太陽光発電システム向けに1500V系屋内型パワーコンディショナ(PCS)2機種「SOLAR WARE 2220/2550」のほか、PCSと昇圧用変圧器・スイッチギヤ等をパッケージにしたAC Station「SOLAR WARE STATION」を開発、海外向けに販売を開始したと発表した。
新たに開発したPCSは、これまでの高い変換効率や品質、価格競争力に加え、世界最高レベルのコンパクト性を実現したもの。
またAC Stationは、エンジニアリング効率化と建設コスト低減のほか、システム品質の安定化に寄与するパッケージ ソリューションに対する要求に応えたものという。
業界トップとしてユーザーのベネフィット最大化に貢献
新PCS「SOLAR WARE 2220/2550」の特長は、従来の同社最大容量機種「SOLAR WARE 1000」と比べ体積を7.6%削減して1.4MVA/m2を達成しており、世界最高レベルとなるコンパクト性を実現したこととなる。
さらに、周囲温度で摂氏50度までディレーティングなしで運転可能、夜間無効電力補償機能による系統安定化、同社独自の直流入力回路方式による安全性の向上、といったメリットがあるとのこと。
また、AC Station「SOLAR WARE STATION」の特長は、PCSと昇圧用変圧器、スイッチギヤをコンテナに一括収納したタイプのほか、PCS のみをコンテナに収納するタイプなど、フレキシブルな設計が可能となっているとのこと。
これにより同社は、業界のトップランナーとしてユーザーのベネフィット最大化に貢献するとしている。
(画像はプレスリリースより)
東芝三菱電機産業システム株式会社 プレスリリース1
https://www.tmeic.co.jp/news_event/pressrelease/1東芝三菱電機産業システム株式会社 プレスリリース2
http://www.tmeic.co.jp/news_event/pressrelease/2