シミズ ハイウッド(Shimizu Hy-wood)
2017年5月16日、清水建設(株)は、ハイブリッド木質構法「シミズ ハイウッド(Shimizu Hy-wood)」を開発したことを、ホームページで発表した。
「シミズ ハイウッド(Shimizu Hy-wood)」では、合理的に木質構造と鉄骨(S)造と、鉄筋コンクリート(RC)造を組み合わせることに成功。
プレキャストのRC接合部材
構造が異なる、木質構造と鉄骨(S)造と、鉄筋コンクリート(RC)造の柱同士や、柱、梁をプレキャストのRC接合部材で接合、一体化した。
構造が異なる、柱と梁の接合部の剛性(耐震性)を十分に確保する、木質柱に対する火災時の熱伝導、延焼を抑制する、柱と梁の接合を容易にすることが、実現できた。
様々な目的に対応できる、自由な木質空間の提供が可能に。清水建設(株)では、中大規模の建築において、耐火性能を兼ね備えた、木質構造の実現を目指す、清水建設(株)にとって、大きな一歩となった。
中大規模木質構造の耐火性能
木質構造では、使用する木質柱と梁の耐火性能により、適用可能な建築規模が異なる。大臣認定の場合、1時間耐火構造は、4階建て以下、もしくは、高層建築の上層から4層まで。
2時間耐火構造の場合は、14階建て以下、もしくは、上層から14層までとなる。しかし、建築基準法は改正して、木造規制は緩和された。
また、公共建築物等の木材利用促進法の施行され、中高層と大スパンの中大規模の耐火建築において、木質構造の適用が見込まれている。
(画像は清水建設(株)のホームページより)
清水建設(株)
http://www.shimz.co.jp/