プラグインハイブリッドに搭載
大手自動車部品サプライヤーのボルグワーナーは5月10日、フィアット・クライスラー・オートモービルズ初のプラグインハイブリッドであり、業界初のPHEVミニバンである2017年型クライスラー・パシフィカ・ハイブリッドにスプラグ式のワンウェイクラッチを供給していることを明らかにした。
ボルグワーナーのワンウェイクラッチは、車両の運転モードに応じてセカンダリーモーターが発電、またはトラクションドライブモーターと一緒にフロントホイールにディファレンシャルを通じてトルクを伝達する役割を担うものである。
多様なアプリケーションに対応
ボルグワーナー・トランスミッション・システムズの社長兼ゼネラルマネジャーのRobin Kendrick氏は次のように述べている。
「ボルグワーナーのワンウェイクラッチは、PHEVの設計において重要な役割があり電気自動車モードで最高84mpgの燃費性能を発揮する。われわれのこの技術によってドライバーが期待する動力性能と燃費性能を提供することが可能である。われわれの技術がこの画期的なデザインに貢献できることを嬉しく思う。」
(プレスリリースより引用)
ボルグワーナーのワンウェイクラッチは、高い動力性能と燃費性能を多くのタイプの変速機に付加することが可能で、幅広いサイズ、パッケージコンフィグレーション、トルク特性への対応と、最適化した素材、構造および加工により納入先のニーズに対応することができるとしている。
(画像はプレスリリースより)
ボルグワーナー プレスリリース
https://www.borgwarner.com/