ホットスタンピングで軽量化と低燃費を目指す
スペインの多国籍企業で自動車プレス部品の世界的サプライヤーであるゲシュタンプは、7番目となる工場をブラジルにオープンすることを、4月24日のプレスリリースで明らかにした。
新工場はブラジルのミナスジェライス州ベチンに建設され、すでに試運転が始まっている。夏までには大量生産が可能となる見込みで、2017年中に、合計で82人の雇用が行われる予定となっている。
ブラジルの自動車市場は世界で10番目の大きさで、2014年以降は減少傾向にあった車両製造だが、2017年には13%の成長が予想されている成長市場となる見込みだ。
2016年度のブラジルでの売上高は2億4600万ユーロ
ゲシュタンプがブラジルに開設した新工場は、ホットスタンピングのテクノロジーを用いた製造を行う。同テクノロジーは、車両本体の軽量化を可能とし安全面や低燃費に大きく貢献する。
同社の主な顧客には、「ゼネラルモーターズ」「フォルクスワーゲン」「ルノー日産」「PSA」「ホンダ」「FCA」そして「フォード」など、大手自動車メーカーが挙げられる。
新工場の建設には2490万ユーロが投資され、レーザーカッティングやアセンブリ装置などを中心とした最新技術を用い、部品やボディーパーツの製造が行われる予定だ。
(画像はプレスリリースより)
ゲシュタンプ・プレスリリース
http://www.gestamp.com/