コインパーキング上部を保育園として活用
2017年8月頃、東急東横線・目黒線武蔵小杉駅から徒歩3分の好立地に、コインパーキング上部を活用した、空中保育園が新設されることになりました。
これは、東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)と、株式会社フィル・カンパニー(以下、フィル・カンパニー)の相互連携によるもの。
子育てをしやすい環境づくりに積極的に取り組んできた東急電鉄は、東急沿線の駅に近い商業施設などに22校の保育園を誘致してきた実績があります。
一方のフィル・カンパニーは「空中店舗フル・パーク」事業として、コインパーキングの上部“未利用”空間に着目。有効活用のための新たな土地・空中活用の推進を行ってきました。
その2社の連携により、今回東急電鉄の子会社、東急ライフィア株式会社が運営する7台分のコインパーキング上部に2階から4階を新設。その新たなスペースに、川崎市の認可保育園が誕生することになったのです。
今後、保育園建設用地不足解消の手法として期待
コインパーキング上部に設置されるのは「すこやか小杉 保育園」。川崎市内で5つの保育園を運営する社会福祉法人尚栄福祉会により運営されます。
空中保育園施設「すこやか小杉保育園」は、既存の駐車場機能を残したまま上部を保育園とするもの。この方法なら、土地所有者の駐車場運営を継続したいという希望と、地域による保育園新設を望む要望の両方に応えることが可能です。
今後は同様の方法で、都市部の保育園不足問題における課題の1つとなっている、保育園建設用地不足の解消の手法となることが期待されます。
(画像はプレスリリースより)
東京急行電鉄株式会社 ニュースリリース
http://www.tokyu.co.jp/file/150406.pdf