中部電力、安倍川水力発電所の建設計画を発表
中部電力株式会社は3月2日、安倍川水系安倍川の流水を利用した安倍川水力発電所の建設計画を発表した。
同発電所は、静岡県静岡市葵区に建設するもので、約121mの有効落差を利用して最大使用水量7.00m3/sにて発電を行う発電出力7,100kWの流れ込み式水力発電所となる。
この想定年間発電量は、約3,800万kWhとなり、これは一般家庭約11,700世帯分の年間使用電力量に相当するほか、これによるCO2削減量は、年間約18,000トンになるとのこと。建設工事は2019年度に開始し、2022年度から運転を開始する予定としている。
水力発電は安定した発電電力量を期待
同社はこれまで、エネルギー自給率向上と温室効果ガス削減に寄与すべく、再生可能エネルギー開発を積極的に進めてきており、とりわけ水力発電は安定した発電電力量を期待できることから、今後も引き続き、一般水力や維持流量発電所の開発に努めていくとしている。
このほか、既設水力発電所の設備改修での出力と発電電力量向上についても、計画的に進めていくという。
【計画概要】
発電所名:安倍川水力発電所
所在地:静岡県静岡市葵区
水系・河川名:安倍川水系・安倍川
発電/運用方式: 水路式/流れ込み式
発電出力:7,100kW
最大使用水量:7.00m3/s
有効落差:約121m
工事着手予定:2019(平成31)年度
運転開始予定:2022(平成34)年度
(画像はプレスリリースより)
中部電力株式会社 プレスリリース
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