全国600社からの回答をもとに発表
2月23日に、株式会社マイナビが、同社が運営している転職情報サイト「マイナビ転職」において中途採用を行った企業を対象に実施した「マイナビ転職2016年中途採用状況調査」の結果を発表した。
人材不足を感じる企業が多い一方で今後の採用は経験者中心に
今回、マイナビが発表した「マイナビ転職2016年中途採用状況調査」は、2016年1月から12月に「マイナビ転職」を利用した全国の企業を対象に実施したもので、600社の回答をもとに作成されたものとなっている。
同調査によると、2016年の人材の過不足に関して「不足している」と回答した企業は64.1%で、「余剰を感じている」と回答した企業の20.8%を大きく上回った。
「不足している」という回答は全業種で半数を超えており、中でも「医療・福祉」「不動産・建設・設備」が7割を超えており、人材不足を感じている企業が多いことが分かっている。
また、中途採用を行った理由に関しては、「組織の存続と強化(活性化)」が最も多くの回答を集めている一方で、社会課題となっている長時間労働の対策を理由とした中途採用も目立っている。
中途採用活動に関して、2015年と2016年を比較して、厳しくなったことを実感している企業が目立っており、実に4社に3社の割合で、厳しさを挙げている企業が出ている。
2017年の採用活動においては、採用意欲の高さが持続することが顕著となっている反面、採用者に関しては、経験者の採用を重視するという企業が圧倒的に多くなっている。
(画像はプレスリリースより)
マイナビプレスリリース
http://www.mynavi.jp/news/2017/02/post_12895.html