2016年は好調な業績で前年を上回る売り上げを達成
ドイツに拠点を置く自動車部品の大手サプライヤーであるシェフラーは、2016年における会計年度の業績を、1月24日のプレスリリースで発表した。
2016年度における同社の売り上げは、およそ133億ユーロとなる見込みで、これは前年度の132億ユーロから3.4%の増加となる。また、「EBIT(支払金利前税引き前利益)」はおよそ17億ユーロとなっており、前年度の16億7600万ユーロから増加した。
特別会計項目を除くとEBITマージンは12.7%で、フリーキャッシュフローでは前年の3億7000万ユーロから、およそ7億3000万ユーロへ大きく増加した。
ビジネス開発成功の推進力となった自動車部門
2016年度にシェフラーのビジネス開発が成功した推進力となったのは、乗用車と小型商用車による自動車部門の成長と言える。世界的な生産よりも速いスピードで成長し、市場を上回る結果となった。
また、産業部門における「効率化」と「コスト削減」案が予定通りに実行されたことや、第4四半期に、いくつかの大型顧客プロジェクトが締結されたことも要因となった。
シェフラーでは「With our ‘Mobility for tomorrow'」を戦略に、2017年度には4~5%の収益成長率を見込んでいる。またフリーキャッシュフローでも、およそ6億ユーロが見込まれている。
(画像はプレスリリースより)
シェフラー・プレスリリース
http://www.schaeffler.com/