ライドパフォーマンスソリューションによる高性能製品
テネコは、同社独自のデジタルサスペンション技術「DRiV」について、ホームページで発表した。
DRiVのアダプティブダンピング技術は、滑らかで快適な乗り心地を提供しながら、改善されたハンドリングとコントロールを示し、特に軽トラックセグメントに適したものだ。
簡単に統合できて費用対効果の高いDRiVの設計は、ピックアップトラックのために、主要なサスペンションの課題に対応しており、「急降下ブレーキ」の改善や、振動とバウンドの低減が実現した。また、車両の騒音は、ブレーキング時、特に高負荷状況において低減されている。
テネコの副社長兼最高技術責任者(CTO)であるBen Patel氏は、DRiVが、独自のデジタルサスペンション技術における大きな進歩であるとし、次のように説明した。
「ダンパーの単純化されたデザインと、路面や条件に素早く適応する能力は、あらゆる車両セグメントにおいて、改善されたライドパフォーマンスのための統合しやすいソリューションを探しているメーカーにとって、優れたオプションとなります。テネコは、顧客のニーズを満たすように調整された電子サスペンション技術を提供することに努力しており、DRiVは、手頃な価格でのデジタルパフォーマンスを提供するダンピング技術というメリットを提供しています。」(プレスリリースより引用)
幅広い減衰力特性を持ち統合しやすい
ライドパフォーマンスソリューションによる、「Monroe」のインテリジェントサスペンションシリーズの一部であるDRiVのデジタルダンパー構造は、モジュラーデザインを採用しており、複雑な電子制御ユニットを必要としない。
エレクトロニクス・センサー・ソフトウェアの制御がダンパーに直接配置されることで、DRiVは、車両の機械的で電子的なシステムをリエンジニアリングすることなく、既存のサスペンションに簡単に統合できる。
DRiVシステムはまた、既存のコントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)バスとの通信とサイバーセキュリティを提供する、単純化されたゲートウェイモジュールも組み込んでいる。
さらに、DRiVは、従来のダンパーと比べて、より一貫性のある快適性とハンドリングを可能にした幅広い減衰力特性を提供している。DRiVのソフトウェアアルゴリズムは、16の減衰力プロファイルを提供することができ、それにより、ダンパーの性能がより向上した。
アダプティブダンピングは、高負荷と低負荷の両方において、ハンドリングとライドパフォーマンスのバランスを取るように設計された、トラックのサスペンションシステムには特に有効である。
(画像はTennecoより)
Tenneco Press Releases
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