電動車両向けの需要に対応
自動車部品の大手サプライヤーである日立オートモティブシステムズは、ホンダと電動車両用のモーター事業を行う共同出資会社「日立オートモティブ電動機システムズ」を7月3日に設立したことを発表した。
今回、日立オートモティブシステムズは、環境意識の高まりや規制の強化で拡大するハイブリッド車や電気自動車など電動車両の需要に対応してモーターを供給していく計画である。
日立オートモティブシステムズは電動車両用モーターを1999年に市場投入して、小型・軽量化、高出力化を推進して国内外の自動車メーカーに多数納入してきた実績がある。
米国と中国でも子会社を設立
日立オートモティブシステムズは、自動車メーカーと協業することで、技術的な相乗効果や規模の利点を創出し、競争優位性を高めていく方針である
また、米国と中国でもモーターの製造と販売を行う子会社の設立も計画しており、自動車メーカーのニーズに対応していく計画となっている。
今回、合弁で設立する日立オートモティブ電動機システムズの資本金は50億円でホンダが49%、日立オートモティブシステムズが51%の出資比率となっている。
新会社は、茨城県ひたちなか市の日立オートモティブシステムズ敷地内を拠点とし、電動車両システムの中核となるモーターの開発、製造、販売を行っていく計画である。
(画像は日立オートモティブシステムズ ホームページより)
日立オートモティブシステムズ プレスリリース
http://www.hitachi.co.jp