初年度に100台以上のバスを生産予定
シンガポールのバス・メーカーであるSCオート(SC Auto)は、インターナショナル・エンタープライズ(International Enterprise:IE)シンガポールの支援を受け、ミャンマーのヤンゴンに3,000万ドルをかけて施設を建設する計画を発表した。
1万6,000平方メートルの施設は、2018年の第4四半期に生産を開始する予定で、ミャンマーと東南アジアの需要に応えるため、総生産を4倍に増やすという。
稼働開始初年度には100台以上のバスを生産し、総収入を倍増させることを目標としている。
同施設では600人の労働力を必要とする他、ロボット溶接に投資し、生産プロセスの効率を向上させる予定だという。
海外での最初の事業に理想的な場所
SCオートはバス・メーカーとしてシンガポールで20年以上の実績を持つ企業で、すでにミャンマーへバスを輸出している。
ミャンマーでは、バスが都市間輸送の最も一般的な形態であるため需要は高い。ミャンマー国内に製造施設ができることで、より顧客に近くなるため、迅速な対応も可能になるという。
これまでSCオートは海外進出の経験はなく今回が初めてとなるが、SCオートのTan Siow Chua社長は、
「公共交通機関の需要、東南アジア諸国と隣接、土地の入手のしやすさ、人件費の低さなど、ミャンマーは海外での最初の事業に理想的な場所だ」(THE STRAITS TIMESより)
と述べている。
なお、IEシンガポールは、シンガポールの企業のグローバル化を支援することで、国外での経済活動を発展させることを主導するリーダー的機関である。
(画像はSINGAPORE BUSINESSより)
SC Auto
http://www.scauto.com.sg/SC Auto to set up $30m bus factory in Myanmar
http://www.straitstimes.com/Singapore's largest bus maker to build $30m facility in Myanmar
http://sbr.com.sg/