文化交流館新築工事
鹿島は、自身が共同開発に参加した、純木質耐火集成材「FRウッド」が、東京都千代田区の神田神社の「神田神社(仮称)文化交流館新築工事」に採用されることになったと発表した。
文化交流館は、神田神社の創建1300年奉祝記念行事の一環として建設されるものだ。
「FRウッド」
「FRウッド」は、難燃処理層(燃え止まり層)に木材を使った“純木質”(木材100%)の耐火集成材。1時間の耐火性能がある。
鹿島が国立大学法人 東京農工大学、国立研究開発法人 森林総合研究所、 有限会社ティー・イー・コンサルティングなどと共同で開発したもので、適用案件は、今回で3件目。神社施設での適用は初めてだという。
日本各地のスギ材も利用できるため、スギ材の地産地消にも貢献する製品だ。
神田神社
神田神社は、2029年(平成41年)に創建1300年を迎える。文化交流館のテーマは、「神社神道の活性化に寄与する柔軟でしなやかな場」「伝統を継承し、新たな文化を創出する明るく開放的な場」の2つだ。
「FRウッド」は、同館の2~3階の吹き抜け部分の柱や梁に使用される予定だ。使用される木材は、梁の荷重支持部には、カラマツ材、それ以外の場所には、多摩地区のスギ材となっている。
(画像はプレスリリースより)

神田神社文化交流館に「FRウッド」を適用
http://www.kajima.co.jp