これまでの問題点
経営戦略立案や経営課題解決などのビジネスコンサル、情報システム評価分析やシステム化計画立案などのシステムコンサル業務を展開する株式会社電縁は、三井住友海上火災保険株式会社が実施する損害鑑定業務へのブロックチェーン適用に関し、プロトタイプシステムの構築と検証作業・結果分析支援業務を委託することを発表した。
火災保険の運営を巡っては、保険会社と損害保険鑑定人との間で多くの情報共有のやりとりが発生する一方で、書面データなどの電子化に業務工程が十分に対応し切れておらず、書面のFAXや郵送等のやりとりが中心となることによる業務の遅延などが問題となっていた。
安全で迅速な保険金支払業務を
情報共有のみに多くの時間が費やされることで情報漏洩リスクや紛失リスクの増大にも繋がる可能性が高まるなど、保険を利用する側にとって好ましいとはいえない現状がある。
そうした中、情報共有の電子化に向けた実証実験を行い、業務プロセスを革新的に効率化し、保険金支払業務をより安全で迅速なものとする狙いが今回の取り組みにはある。
実験結果を踏まえ、ブロックチェーン技術の活用を促進し、革新的に鑑定業務プロセスの効率化を図ることで、将来鑑定人協会所属の鑑定会社も利用可能なシステムの開発を検討していきます。
(プレスリリースより引用)
(画像は電緑HPより)
電緑 プレスリリース
http://www.denen.com/news/news_20170601/