深刻な骨粗しょう症問題
2016年5月27日に設立された「コツコツ骨ラボ」が2016年4月22日から25日の間、関東、関西の調査対象エリア20歳から59歳の男女800名を対象として、日本人の骨に関する意識調査を行いました。
日本人の骨粗しょう症患者は平均寿命の延びと同時に、女性だけではなく男性までにもリスクが高まってきています。健康な骨を作るための食生活を中心とした効率的な骨づくりをおすすめします。
カルシウムだけではなかった、骨に重要な栄養素
骨づくりに大事な栄養素と言えば思い浮かぶのはカルシウムですが、他にも欠かせない2つの栄養素「ビタミンK2」と「ビタミンD」があります。この3つ「骨のゴールデントライアングル」を日頃の食事から摂取することをこころがけて、骨粗しょう症予防をすることが大事です。
「骨のゴールデントライアングル」を知ろう
3つの栄養素の中で認知度が高い「カルシウム」は魚や乾物、チーズなどの乳製品に多く含まれていて、健康な骨と歯を作る源です。
認知度があまりない「ビタミンK2」を含む食品で代表的なのは納豆で、カルシウムの骨への沈着を助ける役割をします。「ビタミンD」を含む食品はあん肝や魚肉、卵などで腸でカルシウムの吸収を高めます。どれも意識をすれば積極的に摂取できそうです。
骨づくりのための情報発信をするプロジェクト「コツコツ骨ラボ」
田中清氏(京都女子大学、家政学部食物栄養学科:教授)が代表をつとめ、医学・栄養学などのスペシャリストが中心メンバーの「コツコツ骨ラボ」は「骨のゴールデントライアングル」の認知度を高めてあらゆる年代の人々へ健康で効率的な骨づくりの情報発信をするプロジェクトで、調査や研究を通じて間違った認識も教えてくれるので見えない骨への意識を高めることができそうです。
(画像はプレスリリースより)
プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/103139コツコツ骨ラボHP
http://www.5252hone-lab.com/about/