除染や中間貯蔵施設関連の工事で安全管理を徹底
大成建設は、より正確で迅速に本人確認が可能な虹彩方式を組み込んだ生体認証システムと、被ばく線量管理を連携させた安全管理システムを開発。除染や中間貯蔵施設関連の工事に導入し、入退出時に正確な本人確認を実施し、管理業務の省力化、安全管理の徹底を図る。
放射線の影響を受ける作業では、除染電離則等に基づいた作業員の被ばく線量管理が必要。これまで同社は、自社開発の「線量管理入退場システム」により作業員の入退場および線量値の記録と管理を行っていた。
しかし、顔写真付き「従事者IDカード」はバーコードで認証できるが、IDカードと本人の照合は、顔写真で視認するため手間だった。
新システムの特長
新認証システムで採用した虹彩方式は、指紋、静脈、顔など様々な生体認証方式の中でも、本人確認の精度が非常に高く、被ばくの危険性がある現場では、正確な認証方法として期待できる。
また、虹彩情報は、単体では個人特定が不可能なデジタル情報として保管でき、情報漏えいなどで個人を特定されるリスクもない。
入退出の際に、ヘルメットやマスク等の脱着が不要で、さらに同システムの虹彩方式では、眼鏡、コンタクトレンズ、安全防護用ゴーグルを着用したままでも認証できるため、本人確認が迅速に行える。また、虹彩認証は非接触型で、読み取り機器をクリーンに保ち長期間の運用も可能だ。
現在運用中の「線量管理入退場システム」へオプションとして追加できるため、生体認証の予備としてバーコード読み取り認証に切り替えも容易だ。
施工中の除染工事において昨年10月から試験運用し、システムの有効性を確認し、今後は、作業員の確実な入退場管理ツールとして関連する工事に提案し、将来的にはトンネル工事などの入退出管理にも適用する計画だ。

大成建設 プレスリリース
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