ウィリス・オーバーランド・モーターズの工場を拡張
ドライブトレインやシーリング、熱管理技術などの大手自動車部品サプライヤーであるデーナは、アメリカのオハイオ州トレドに新しい車軸工場を建設すると、5月9日のプレスリリースで明らかにした。
建設が予定されている工場予定地は、かつてはジープの製造で知られた「ウィリス・オーバーランド・モーターズ」の工場だった。また同地は、州間高速道路75号線に隣接しており、自動車メーカーにとっては最適なロケーションといえる。
デーナでは、10万平方フィートの拡張を予定しており、完成後は全体で30万平方フィートの施設となる見込みだ。
2020年までに300人以上の新規雇用を計画
オハイオ州トレドで、100年以上前にスタートした自動車産業の地を再利用し新たに製造を行うデーナ。新工場の稼働後は、長年の協力体制にあるジープに加え、さらに1社の世界的な自動車メーカーへも車軸の提供を行うことを明らかにしている。
2017年後半からは、コンパクト化し出力の上昇した新たな車軸である、「デーナ30」と「デーナ44」の製造開始を予定している。また、2020年を目処に300人以上の新規雇用を予定している。
世界的な自動車部品の製造メーカーとしてデーナは、トレドの新工場で先進のオペレーティングシステムを統合して行くことが見込まれる。
デーナ
http://www.dana.com/デーナ・プレスリリース
http://dana.mediaroom.com/2016-05-09-