「西方発電所」、「伊達方発電所」が完成
静岡県は5月23日に、農業用水を活用した小水力発電所の開所式を行う。
完成したのは菊川市西方の「西方発電所」と、掛川市伊達方「伊達方発電所」。南アルプスの山岳地帯を流下し、豊富な水量を誇る静岡県の一級河川・大井川右岸地域3,512ヘクタールの田畑を潤す、県営の農業用水を活用し活用した小水力発電である。農業用水を活用した小水力発電事業は、県では初めて。
2か所合わせた総合出力は、90万6,00キロワット時
いずれも水中タービン水車による発電で、「西方発電所」の年間発電量は、105万1,000キロワット時。「伊達方発電所」は、90万6,000キロワット時と小規模ながら、2か所の発電所で一般家庭約600戸分の年間消費電力量が賄える。
売電収益は土地改良区が管理する、水利施設の光熱費や点検・補修費などに活用される。これによって費用の負担軽減が可能となり、農業用水を管理する土地改良区の体質強化に資金を回せるため、大井川右岸地域の農業の、さらなる発展が期待される。
静岡県は今回の発電所開設について、大井川の水流を利用した水力発電は、純国産の再生可能エネルギーであり、二酸化炭素を発生しないクリーンエネルギーでもあるとして、
安全安心で持続可能な社会の構築に寄与するとともに、県の進める「エネルギーの地産地消」の推進にも貢献します
(プレスリリースより)
と述べている。

静岡県のプレスリリース
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha16.nsf