一部接続負担金の回答が得られず業績を下方修正
太陽光発電事業者大手のサニックスは2016年4月15日、同日開催の取締役会において2016年2月2日に公表した連結業績予想数値を下方修正したと発表しました。
SE(ソーラーエンジニアリング)事業部門の太陽光発電事業において、一部接続負担金の回答が得られず、工事できなかった案件の影響で、売上高は前回予想の624億1000万円から約0.8%減の619億3000万円になる見込みとしています。
利益も下方修正
ソーラーエンジニアリング事業部門の売上高の減少と環境資源開発事業部門の廃棄物処理の処分費用が予想より嵩み、2015年4月~2016年3月においては、営業利益および経常利益とも前回予想を下回り、それぞれ4億1000万減の21億3000万の赤字、2億1000万減の18億3000万の赤字になる見込みとしています。
さらに、固定資産の譲渡に伴う固定資産売却損などの特別損失が前回予想より増加し、合わせて13億7000万を新たに計上して、2015年4月~2016年3月で合計38億5000万の赤字になる見込みとしています。
ただし、2016年1月~3月における営業利益については経営合理化策が功を奏し、黒字となる見込みとの明るい材料もあり、今後の施策で業績回復に対する期待が持てます。
(画像は企業公式HPより)
株式会社サニックス
http://sanix.jp/