自然素材を使用した部品
自動車用内装部品の大手サプライヤーであるIACは4日、自然繊維を使用することで軽量かつ環境に優しいFiberFrameを活用したサンルーフフレームをメルセデス・ベンツのEクラス向けに生産を開始したと発表した。
IACのアドバンスド・エンジニアリング部門のディレクターであるFritz Schweindl氏は次のように述べている。
「サンルーフとパノラマルーフは、あらゆるセグメントの車両において人気が高まっている。この市場トレンドによりIACは高剛性かつ軽量な部品を開発することになった。」
(ニュースリリースより引用)
チェコ工場で生産
このFiberFrameは再生利用できる素材を70パーセント使用しており、従来の金属性サンルーフフレーム部品と比較して約50パーセントの軽量化に成功している。
今回、新型のメルセデス・ベンツEクラスの発売タイミングに合わせて、IACもこの新素材によるインテリア部品ソリューションの量産を開始することになった。
FiberFrameの生産開始は2015年11月に、チェコ共和国のプジェシュティツェにある工場で生産を開始している。この工場では、この部品以外にもヘッドライナー、アウターリヤホイールライナー、インナーホイールハウスカバー、リヤシートカバーなどの生産を行っている。
(画像はニュースリリースより)
IAC ニュースリリース
http://www.iacgroup.com