基準値を超える降雪予測の場合にアラートが配信
MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険株式会社および株式会社ウェザーニューズは雪災被害を防止するサービス「降雪量アラート」の提供を2016年2月より開始したことを発表した。
これまで雨(降水量)・風(風速)・雷(落雷)に対するリスク対策サービスとして「気象情報アラートサービス」が提供されていたが、今回はこれに雪(降雪量)が追加され、サービスの拡充が図られることとなった。
対象商品は工事保険「建築オールイン」「土木オールイン」、大企業向け火災保険「プロパティ・マスター」、中小企業向け火災保険「ビジネス・キーパー」。
監視地点の降雪量を「注意」と「警戒」の2段階の基準値としてあらかじめ登録しておくと、それぞれの基準値を超える気象予測となった場合に、アラートメールが配信されるという仕組みだ。
「降雪量アラート」開発の背景と活用例
今回新しくサービスが開始された「降雪量アラート」開発の背景には、2014年2月の大雪の際に、豪雪地帯はもとより平野部でも大きな被害が発生した結果、損害保険各社が支払った保険金が3,224億円に達したことなどがある。
「降雪量アラート」は建設工事、倉庫管理、交通インフラ、流通運送など、降雪が原因で事業や営業が阻害されやすい業種の事前対策(作業の延期判断、除雪作業の実施判断、代替ルート調整等)の検討などに活用することができる。
(画像はプレスリリースより)
三井住友海上火災保険(株)、(株)ウェザーニューズプレスリリース
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=408182&lindID=3三井住友海上火災保険株式会社ホームページ
http://www.ms-ins.com/