軽量で自由な形状が可能な樹脂ウインドウ
株式会社豊田自動織機は、新開発した樹脂クォータウインドウと樹脂リアウインドウが、トヨタ自動車株式会社のTOYOTA 86GRMNに採用されたことを発表した。
樹脂ウインドウは、2015年の10月に行われた第44回東京モーターショーにおいても出展された製品で、ガラスに比べて非常に軽く、さらに自由な形状が実現できる樹脂の特性を活かした未来のクルマづくりの貢献できる技術である。
モーターショーでは、多機能樹脂ルーフや、樹脂パノラマルーフ、樹脂ドアウインドウなど様々な製品が紹介されたが、その中で今回、樹脂クォータウインドウと樹脂リアウインドウが、TOYOTA 86GRMNに採用された。
両製品は、熱可塑性プラスチックであるポリカーボネートを使用し、従来品に比べ約50%の軽量化を実現している。また、クォータウインドウでは、耐傷付き性を大幅に向上させた新ハードコーティングを採用。リアウインドウは、同社調べで世界初となる曇り防止用熱線を挿入した。
低重心でスポーツドライビングに貢献
TOYOTA 86GRMN は100台の限定モデルで、その走りはスポーツカー開発の聖地と呼ばれるドイツ・ニュルブルクリンクにおける24時間耐久レース参戦で鍛え抜かれたもの。
スポーツドライビングの楽しさを存分に味わい「意のままに操る愉しさ」を実現するため、軽量な樹脂ウインドウは車両上部の重量を削減することに貢献し、低重心化に寄与している。
(画像はプレスリリースより)
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