産業界の生産性向上を推進
公益財団法人の日本生産本部は、3日、ミャンマー連邦共和国において、産業界の生産性向上を推進する「生産性本部」を設立すると発表した。
ミャンマーでは、外国からの投資が年々拡大し、投資環境整備が急がれている中で、ものづくりの効率化を支援する考えだ。
日本の「ものづくり」手法を伝授
ミャンマー工業省、及びミャンマー商工会議所連合会(UMFCCI)と協力し、「ミャンマー生産性本部」を設立し、その活動を支援する。
今月にも日本人専門家を派遣し、「カイゼン・5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)」等、日本の「ものづくり」に関する手法を現地企業やコンサルタント企業に移転し、自主的に生産性向上に取り組む体制を現地に構築していく。
なお、この事業は日本政府がASEANに拠出した日・ASEAN 統合基金(Japan-ASEAN Integration Fund)の資金により運営されている。
生産性の向上を通じてミャンマーの発展に貢献
日本生産性本部は、これまでもシンガポールを始めとしたアジア各国や、アフリカ諸国で生産性本部の設立支援や、能力強化支援の実績を持つ。
ミャンマーでは、外資企業への材料の供給体制が整っていないことから、国内製造業の発展を中心に、生産性の向上を通して、同国の発展に貢献することを目指している。
(画像はプレスリリースより)
日本生産性本部 プレスリリース
http://activity.jpc-net.jp/detail/ird1/activity001465