地元産小麦のパン給食
滋賀県守山市は、1月19日より、守山市内の全公立小学校(9校)で、地元産小麦を使用した食パン給食を実施した。地産地消、食育推進活動の一環で、全国で初めてとなる。
当日、市内の全小学校では、給食前に生徒へ各学級担任から地産地消についての説明を行った。また、守山市長と、同市教育長が、吉身小学校(守山市吉身)を訪問し、子供たちと一緒に初めての地元小麦パン給食を食べ、なごやかな会話を楽しんだ。
地元関係団体の連携で実現
今回、給食用食パンに使用した小麦の品種は、守山産の「ミナミノカオリ」と、近江八幡産の超強力小麦「ゆめちから」で、これらをブレンドしたものである。(ミナミノカオリとゆめちからの使用割合は7:3)
温暖な土地、暖かな土地での栽培に合う硬質小麦として知られる「ミナミノカオリ」は、製パンの適正が良いとされている。
市内の子供たちに最初に食べてもらいたいと、守山市で同小麦が初めてつくられ、地元JAや商工会議所、パン製造企業など関係団体の一連の協力により、地元産小麦を使った食パンの給食化を実現した。
国内で製造されるパンに使う一般的な小麦は輸入品が中心だが、最近では地産地消の高まり、生産技術の進歩などから、製パン用国産小麦の生産が少しずつ進んできている状況である。
地元農水産物の積極的な活用
これまでも、守山市は、守山産米(全量環境こだわり米使用)、モリヤマメロン・もりやまこばまぶどう・なばな・菜種油など、琵琶湖産湖魚(こあゆ・氷魚・すじえび・わかさぎ・いさざ)を学校給食で使用し、地元の農水産物の積極的な活用を進めている。
(画像はプレスリリースより)
プレスリリース
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