ルノー・日産アライアンスの投資
7月29日、ルノー・日産アライアンス会長兼最高経営責任者であるカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)氏は、2018年までにアルゼンチンへ8億ドルを投資すると発表した。
アライアンスは、アルゼンチン初となるピックアップトラック専用の生産ラインに対して、6億ドルを投資した。
新生産ライン
現在、新生産ラインの稼働準備が進められている。新生産ラインは、日産、ルノー、アライアンスパートナーであるダイムラー向けであり、年間生産能力は7万台と推定される。
生産車種はピックアップ3車種(日産の新型「NP300フロンティア」、ルノー「アラスカン」、ダイムラーのピックアップトラック)が予定されている。
アルゼンチン・ルノーの投資
アルゼンチン・ルノーは、工場の稼働率向上と新車種の生産に対して、アライアンスとは別途に1億ドルを投資する意向を示している。新車種は、サンタ・イザベル工場(コルドバ)で生産予定である。
また、2015年3月には、同工場に対して、小型車「サンデロ」「ロガン」、SUVタイプ(多目的乗用車)「サンデロ・ステップウェイ」を生産する為に1億ドルが投資された。
アルゼンチンの自動車市場
アルゼンチンの自動車市場は、南米市場において第三位の規模を誇り、ピックアップトラック生産の中心地となる。
ゴーン氏は、アルゼンチン事業が、ルノーブランドの地域成長計画に大きく影響すると述べている。
ルノー・日産アライアンス
ルノー・日産アライアンスは、ルノー(フランス・パリ)と日産の戦略的パートナーシップであり、1999年に締結された。
また、ドイツのダイムラー、中国の東風汽車、三菱自動車などを含む自動車メーカーと業務提携している。
(画像はプレスリリースより)
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