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2024年11月29日(金)
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フマキラーが高濃度虫よけ剤の製品開発に着手

フマキラーが高濃度虫よけ剤の製品開発に着手

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従来よりも高い濃度の虫よけ剤をつくる
2016年6月27日にフマキラー株式会社は、国内で多く使われている虫よけ有効成分「ディート」と「イカリジン」を、従来のものより人体用虫よけ剤を高濃度に配合した製品の開発に着手したと発表。

これは厚生労働省より6月15日に、高濃度の有効成分を含む製品について製造販売承認の迅速審査を行うとの通知が出たため。

「イカリジン」は2015年1月現在世界54カ国以上で愛用されている。フマキラーでは、1日も早い高濃度虫よけ剤の製品化を目指す。

感染症拡大の懸念から
厚生労働省による今回の通知は一昨年、国内感染が認められたデング熱(69年ぶり)や、ブラジルなどで感染が広まっているジカ熱など、蚊(ヒトスジシマカ)が媒介の感染症拡大の恐れが深刻になったことによる。

蚊に刺されないことが感染症予防で最も大切。人体用虫よけ剤の使用はそのためには有効な方法。

現在日本で販売の人体用虫よけ剤で承認されているのは、ディートは医薬品が12%、防除用医薬部外品で10%以下、イカリジンに関しては防除用医薬部外品で5%の濃度だけ。

一方海外では、より濃度の高い製品が販売され、より長く虫よけの効果を維持できる。

厚生労働省が後押し
日本国内での高濃度製品の早期販売を進めるため、厚生労働省は製造販売承認を早める考え。国民の命・健康を守るために全力を出すという、厚生労働省の強い決意の表れ。

同社の「スキンベープミスト」シリーズが人体用虫よけ剤市場売り上げナンバー1を取得。フマキラーは、ディート濃度を30%にした新製品を発売するため開発に取り組んでいる。

新承認の虫よけ有効成分イカリジンを用いた「天使のスキンベープ」シリーズも、肌に優しく年齢や使用回数制限がなく人気。これも15%にまで濃度を高めた製品開発が進行中。

「人の命を守る」を経営理念として掲げるフマキラー。安全で優れた効力を持つ製品開発に一層取り組みつつ、人と暮らしの役に立つ製品提供を進め人々に安心を届けていく。

(画像はイメージです)


【参考】
※フマキラー株式会社 プレスリリース
http://www.fumakilla.co.jp


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