日本初上陸の製品を携えて参戦
6月21日、モバイルマルチメディア向けのソフトウェア開発を行うNexstreaming Corpが、6月29日から開催の「コンテンツ東京2016」にて、360度のモバイルストリーミング映像プレイヤー「NexPlayer360 SDK」をリリースすると発表した。
B2Bだけではなく、B2Cも視野に
「コンテンツ東京2016」は、日本で最大規模を誇るコンテンツ展示会。日本のコンテンツにおける製作者はもちろん、メディア・コンテンツ関連の専門家や、広告業界、ライセンス関係者などが一堂に会し、各分野をまたいだパートナー探しもできる場所だ。
同社は、今回、動画プレイヤー「NexPlayer360 SDK」だけではなく、動画エディターである「NexEditor SDK」や、プロフェッショナル向けモバイル動画編集アプリ「KineMaster」といった主力製品も同時に紹介。B2Bだけでなく、B2C向けのビジネスモデルも提案し、日本での事業拡大を目指すと言う。
主力製品の紹介
「NexPlayer360 SDK」は、ストリーミングVRコンテンツサービスに最適化された製品で、既に日本で利用展開されている「NexPlayer SDK」をベースに開発されたもの。
今年の4月には韓国の通信会社KTと共同で、360度の高精細映像で野球を生中継し、モバイルとは思えない臨場感あふれる鮮やかな映像の配信を可能にした。昨今では広く親しまれるようになったVRの勢いを受け、「NexPlayer360 SDK」でも様々なVRコンテンツサービスの実装技術を提供する予定とのこと。
「NexEditor SDK」は、スマートフォンで撮影した動画を迅速かつ多様に編集することができるマバイルマルチメディアエディター。手動、自動カット、フィルタ、テンプレート、アニメーション字幕、背景音の設定などの主要機能に加えて、拡大/縮小が可能なサムネイルUIを導入することで、より細やかな編集を可能にしている。
今後は、アクションカメラやドローン企業との事業提携も視野に入れており、モバイルビデオサービスプロバイダのための機能から大幅に強化する予定。
また、「KineMaster」は「NexEditor SDK」に基づいてリリースされたプロフェッショナル向けのモバイル動画編集アプリ。既に累積ダウンロード数が1000万を突破。一般の編集者から映像制作の専門家、ジャーナリスト、教育映像制作関係者まで幅広い層で活用可能な高機能がつまっている。
専門的な活用はもちろん、既に韓国や中国では標準搭載されたスマートフォンもある同社のアプリ。日本進出が進めば、日本の動画コンテンツもより豊かなものになりそうだ。
(画像はプレスリリースより)
公式サイト
http://www.nexstreaming.com/画像URL
https://www.value-press.com/pressrelease/164552