農業と共存、ソーラーシェアリング『ソラグリ(R)』
太陽光発電の関連事業を展開する発電マン・ベリーズ株式会社は、売電価格24円時代に対応するソーラーシェアリング『ソラグリ(R)』を発売する。
営農型太陽光発電とも呼ばれる「ソーラーシェアリング」は、農地に専用の架台を設置しそこに太陽光パネルを展開するもので、下で農業をしながらその上では太陽光発電を行うという、発電と農業が共存したハイブリッド型収益モデルといえる。
太陽光と農業双方のパフォーマンスを最大限に活用
従来のソーラーシェアリングの場合、“農業”よりも“農地”を重要視し、固定資産税の低い農地を使って太陽光発電を行い、その売電から得られる収益をメインとしている場合が多く見受けられた。また農業自体は二の次となり、極端な場合は形式だけの農業というものまで存在する。
そこで「ソーラー」(太陽光)と「アグリカルチャー」(農業)から『ソラグリ(R)』と名付けられた同設備は、太陽光と農業双方のパフォーマンスを最大限に活用することを目的として開発されている。
太陽光発電を改良し、年間発電量を通常より約10%アップ
太陽光発電部分は、パネル回転システムなどを導入し、年間発電量を通常より約10%アップさせるなど、改良を加えている。
そして下の農地では畑ワサビなどを栽培して全量買い取ることで、ほとんどロスなく収益化が可能となる。これにより太陽光発電の売電単価が24円と下がった状況でも、充分採算が取れると見込まれるハイブリッド型収益モデルとなっている。
同社では2年ほど前から会社として農業にも取り組み、無農薬栽培を実践。今後は『ソラグリ(R)』を活用した無農薬栽培に関するノウハウを提案提供して行くことを予定している。
(画像はプレスリリースより)
「ソラグリ(R)」
http://solagri.biz/発電マン・ベリーズ株式会社
http://www.hatsudenman.co.jp/