発見システムの実験
ネットワークソリューションの開発から販売を展開している株式会社Skeedと第一交通産業株式会社、「公益財団法人九州ヒューマンメディア創造センター」は守恒校区自治連合会・守恒SOSネットワーク会議と協力、2016年11月から徘徊者等の発見システムを実証する為の実験をスタートした。
中継装置やスマートフォンで装着したタグを検出
この発見システムでは認知症等、徘徊の可能性がある人はタグを装着。
徘徊者が実際に発生すると、地域のタクシーや地区一帯の店舗等に搭載、固定設置された中継装置、地区の協力者が所持するスマートフォンを使って、徘徊者に装着されたタグを検出して、見守る人のスマートフォンに表示する。
今回の実証実験は北九州市小倉南区守恒地区のタクシーのサービスエリア一帯にて実施。
小さくて価格も安いタグ
徘徊の可能性がある人は3センチ程の小さいタグを装着する。ボタン電池一個で約半年間、動作させることが可能。ボタン電池一個で約半年間、動作させることが可能。GPS(人工衛星を用いた測位システム)や携帯電話網による通信を行わないので、価格も安い。
中継装置「IoT」
タグを装着している人が通過すると、中継装置「IoT」や専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンが検出。
中継装置は地区内を走るタクシーに搭載、または、人通りが多い主要道路沿いにある店舗や家屋に固定設置する。専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンは地区の協力者が所持。中継装置「IoT」は小さくて、価格も安い。
中継装置とタグが遭遇すると、独自の通信方式「Peer to Peer」などにより、中継装置が検出した位置情報と時刻は、見守る人が持つスマートフォン画面の地図に表示される。
2016年1月より、恒地区にて実験的に作動している、固定設置された中継装置とスマートフォンを使った徘徊検知システムは2月に行われた模擬徘徊訓練で徘徊者役の発見において、大きな役割を果たした。
(画像はプレスリリースより)
株式会社Skeedのプレスリリース(DreamNews)
http://www.dreamnews.jp/