DMA社が社名変更
DMA社( the Direct Marketing Association、ダイレクトマーケティング協会、DMA )の社名が変わる。
社名の中にある「D( Direct、ダイレクト )」が「D( Data、 データ )」 に代わり、新たにDMA( The Data & Marketing Association、データ&マーケティング協会 )の社名となるという。
2017年に向けリブランド
18日に開催されたDMA社の年次総会でSimon Sinek氏は基調講演を行った。スクリーンに映るツイッターの画面をバックに、同氏は同社の2017年の活動指針を語った。
以下、ツイッターより引用。
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DMA USA(@DMA_USA) 2016年10月17日DMAは長くデータ駆動型のマーケティングに力を入れてきた。その意味で、この社名変更はクレバーな選択だと思う。
SVPコミュニケーションPR部 Lindsay Hutter氏によれば、この社名変更は、 今年後半から始まった同社リブランド戦略の一環。
データ駆動型マーケティングマインドスペースへの同社の出資・活用の歴史は長い。
今日の「 ダイレクト( direct 、直接 ) 」の意味はさておいて、今のマーケティング業界の主力はデータ。 DMAがデータ業界のブランドになる。 その意味でも社名変更は大きな変革になるだろう。
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DMA USA(@DMA_USA) 2016年10月17日DMA社 ( the Direct Marketing Association、ダイレクトマーケティング協会 )の社名は本来、マーケティングのチャンネル(媒体)というよりは、 マーケティングの手法・本質を伝える名前だった。
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DMA USA(@DMA_USA) 2016年10月17日 DMA社の4つの柱:データ・業界のイノベーション・スタッフ、チームの啓蒙・業界とのつながり
「ダイレクトメールの会社」ではない
アメリカ人が 「ダイレクト( direct )」という言葉からうけるイメージは「 ダイレクトメール( direct mail ) 」が主。
一方、マーケターがこの言葉を使う場合、伝えたいイメージは必ずしも 「 ダイレクトメール」ではなく、「 情報やサービスをダイレクト( direct )に届ける 」意味である事が多い。
マーケティングに使う媒体は、ソーシャルメディア、インターネット検索、電子メール、テレビなど、必ずしも郵便・ポスティングに限らない。
マーケターにとって、 郵便・ポスティングは数あるツールのうちの一つ。
その意味で、「ダイレクト( direct )」という言葉はマーケティングの世界では誤解を生みやすい言葉だといえる。
長く続けてきた同社のデータ駆動型マーケティングの活動を強く打ち出すため、また社名から生まれる誤解を防ぐために作ったこの新社名。効果の程はどうだろうか。
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