1、衝撃!木村沙織引退!
10月10日に現役を引退することを自身のブログで発表しました。
木村沙織選手といえば、4度のオリンピックを経験するなど、日本の女子バレー界を牽引していた存在で多くの方に認知されているかと思います。
一つのオリンピックから次のオリンピックまでが一区切りとされるバレーボール界では、適した頃合での引退表明だったのではないでしょうか。
しかし、木村沙織の引退で、現日本バレーボール界の大きな存在を欠くのは事実、ネットではこれからのバレーボール界の将来を案ずる声が上がっています。
また、その可愛らしい容姿から、多くのファンも獲得しておりそういった層のファンからも残念との声が多く寄せられています。
2、木村沙織の経歴
高校時代からめまぐるしい活躍を積み上げた木村沙織は2004年のアテネオリンピックを皮切りに、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピック、そして2016年のリオオリンピックと16年にわたり日本バレーボール界を引っ張ってきました。
3、木村沙織の著書
現在木村沙織の著書は2冊発行されており、「日本文化出版」が出版している「Saori―木村沙織フォト&エッセイ」と「232days in Turkey ―木村沙織フォトブック」です。
あまり世間的には知られていないですが、なんと彼女も写真集を出版していました。
今回の引退表明で、売れ行きが伸び悩んでいた2冊の本も爆発的に売れる可能性が予想されます。
また「Saori―木村沙織フォト&エッセイ」の「明日もまた生きていこう」は直筆エッセイとして発行されており、ドラマ化もされています。
4、木村沙織の集客効果
現在、Vリーグ女子(プレミア+チャレンジリーグ)全214試合、総観客動員数は36,636人、1試合平均観客数は1573人と比較的大きな注目度を浴びています。全日本の国際試合が日本で開催されると、なんと10,000~12,000人規模になり、日本でのバレーボール人気がうかがえます。
しかしこの人数の中で、木村沙織目当てできていた客はどの程度だったのでしょう。
詳細な数字までは書かれていませんが、木村沙織の人気を顧みるにかなりの集客効果があったことが予想されます。その点を考えると、木村沙織の引退試合には、多くのファンが押し寄せることは想像に難くありません。しかし、危惧するべきなのは木村沙織が退いた後、どの程度「木村沙織ショック」を緩和できるということではないでしょうか。おそらく、集客に影響が出ることは明らかでしょう。
今女子バレー界に求められていることは、「木村沙織」のファンをいかに「バレーボールファン」に変えるかということなのではないでしょうか。
(画像はイメージです)