株式会社エス・エム・エスの独自アンケート
株式会社エス・エム・エスでは、自身が運営中の「ケアマネドットコム」と「カイポケ経営支援サービス」において、「ケアプラン有料化(自己負担導入)に関するアンケート調査」を実施。結果を公表している。
これは、厚生労働省社会保障審議会(9月23日)において、「ケアプランの有料化」について議論が開始されたことを機に同社がおこなったもの。
現在、ケアプランは、全額介護保険でカバーされているが、これの費用を利用者に負担させるという議論だ。
アンケートは、ケアマネジャー697、指定居宅サービス事業者(介護事業者)165より回答を受けている。
反対派が多数
「ケアプランの有料化(自己負担導入)に賛成か反対か?」との質問には、ケアマネジャー・介護事業者社に「反対」が多数。しかしながらケアマネジャー65%の反対に対し、介護事業者の反対は、46%となった。
また「必要なサービス利用の抑制により、重度化につながりかねないと思う?」については、8割を超えるケアマネジャーが「そう思う」「ややそう思う」と回答。介護事業者は6割程度となった。
その他、アンケートでは「自立型ケアマネジメントが推進されると思うか?」「有料化の結果、介護給付費については増えると思うか、減ると思うか?」など複数の質問をおこなっている。
問題点を指摘
個別回答では、複数の問題点を指摘する声が多く聞かれた。
ケアマネジャーからは「生活がぎりぎりの人は、介護保険利用を断念せざるをえなくなるのでは」「支払いが滞ったときのフォローはどうするのか」「自立支援を無視したケアプランばかりになってしまう可能性がある」など。
介護事業者からは、「利用者に経済的な打撃を与える」「プランの金額が適切か評価が必要」「希望するサービスと必要と考えられるサービスのミスマッチがおこるのでは」などの指摘があった。
(画像はプレスリリースより)
介護保険におけるケアプランの有料化(自己負担導入)検討反対派が多くもケアマネ(65%)と介護事業者(46%)で開き!意識の違いも!
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000013298.html