未利用木材を100%使用
日本製紙株式会社は、熊本県八代市にある八代工場内に、まだ利用されていない木材を燃料にするバイオマス発電所が完成し、この度竣工式を行ったことを発表した。
発電所は6月より営業運転を開始し、発電した電力はすべて、「再生エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)」を利用し、九州電力に販売される。
このバイオマス発電所では、九州一円の豊富な山林から、放置された木材や間伐材などの利用されていない木材を集めてチップにしたものを燃料として活用する。未利用の木材だけを活用したバイオマス発電所は国内で初めてとなる。
発電量は、およそ1万1000世帯分の消費電力に相当する年間4000万キロワットで、年間13億の売電収入と7万トンの放置木材の有効利用が見込まれる。
バイオマス技術で未来社会の構築に貢献
日本製紙は、木とともに未来を拓く総合バイオマス企業として、人々の暮らしを支える事業の展開に力を入れてきた。
国内に400ヵ所、約9万ヘクタールの社有林を保有し、そのうち2割の約1万8000ヘクタールは熊本、宮崎、鹿児島の南九州地域に集中している。
今回の八代工場のバイオマス発電事業において、これまで長年製紙事業で培ってきた発電技術や安定した品質のチップを生産する技術、山林経営と木材調達に関するノウハウなどを生かし、持続可能な社会の構築に貢献していきたい考えだ。
(画像はプレスリリースより)

日本製紙 ニュースリリース
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