子宮頸がんは20~30代で急増
子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルスといわれている。
女性の80%がヒトパピローマウイルスに感染しているといわれており、25歳ぐらいから子宮頸がんの罹患率が増加するのは、ヒトパピローマウイルスに感染してから子宮頸がんがになるまで年数を要するからである。
ヒトパピローマウイルスに感染していても必ずしも子宮頸がんになるとは限らない。80%の人が感染しているが、子宮頸がんになるのは人口10万人当たり22人と感染者数と子宮頸がんの罹患率の差から明らかである。これは人が持っている免疫作用によりヒトパピローマウイルスが排除されることが多いからである。
子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部とよばれる部分から発生する。普通の婦人科の診察で観察や検査がしやすいため、発見されやすく、早期に発見すれば比較的治療しやすく、完治するがんのひとつである。
早期発見が重要なことから、20歳以上の女性では、2年に1回、細胞診による子宮頸がん検診の受診が推奨されている。
AHCCによる子宮頸がん予防効果
2014年10月29日、米国・ヒューストンで行われた「第11回アメリカ癌統合医療学会(SIO 2014)」において、「ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した女性にAHCCを投与するとウイルスが死滅する」という研究結果が発表された。
ヒトパピローマウイルスに感染した場合には、ウイルスを排除する方法は今のところエビデンスが揃っている方法はない。
AHCC
AHCC(Active Hexose Correlated Compound:活性化糖類関連化合物)とは、シイタケ(Lentinula edodes)属に属する担子菌の菌糸体培養液から抽出されたアルファ-グルカンを多く含む植物性多糖体の混合物である。
医薬品ではなくいわゆる健康食品・サプリメントとして、世界中で販売されている。
子宮頸がんワクチンがウイルス感染の予防となるが、発生率は低いが重篤な副反応が報告されており、使用には医師にメリットとデメリットに関して説明を受けた上で、使うことが進められる。
(画像はプレスリリースより)
【参考】
・アミノアップ化学 プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000010861.html