岸田外務大臣とカッラ副大統領が約20分間の会談
3月14日、第3回国連防災世界会議に出席するために仙台滞在中のユスフ・カッラ・インドネシア副大統領と岸田文雄外務大臣とが会談した。
カッラ副大統領は、2004年に発生したアチェの大地震と津波への対応の際、陣頭指揮をとった実績がある。
地震や津波が頻繁に発生する両国が、被災経験や復旧・復興対策についての情報を共有することは重要であると、今回の会談を歓迎しあった。
経済、国際平和、核軍縮で関係強化を確認
岸田大臣からは、インドネシアが進める地方開発、格差是正、輸出増大に関する政策を支持するとともに、今後も支援していきたい旨が述べられ、これに対し、カッラ副大統領からは、日本企業の対インドネシア投資意欲が高いことは承知しており、経済関係を強化していきたい旨が述べられた。
日本とインドネシアは、共に海洋国家であり、両国間の貿易・投資を拡大し、相互互恵の経済関係を、今後一層強化すること方針であることを確認しあった。
また、地域や国際社会の諸問題について意見交換し、イスラム過激派組織に対しては厳格に対応すべきとしながらも、負のスパイラルを生み出さないために、穏健主義の考え方が重要であるとの見解で一致した。
さらに、核軍縮等の分野において、4月末から始まるNPT運用検討会議など、様々な国際会議の場において、両国が緊密に連携していくことを約束した。
(画像はプレスリリースより)

外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001931.html