東南アジアでの現地調達と研究開発の拡大を図る
自動車と産業技術で世界をリードするシェフラーは、タイに新しい製造施設を建設することを、プレスリリースで明らかにした。
タイ・チョンブリ県のグリーンフィールドで、製造施設建設のための定礎式が行われた、「ヘマラート・チョンブリー工業団地Ⅱ」に建設される新しい施設では、新たな製品ラインを導入し東南アジアを中心としたアジア太平洋地域で、シェフラーの生産能力が大幅に拡大する見込みだ。
同施設の建設は、シェフラーが現地での製造と研究開発を戦略的に拡大するための、重要なマイルストーンとなる。
ASEAN経済共同体での競争力を強化
敷地面積55000平方メートルとなる新しい製造施設の建設は、タイ東海岸のチョンブリ県で予定通りに進んでいる。2016年度の第1四半期には、同施設での生産がスタートする予定となっている。
第1段階の製品ラインでは、「クラッチ・ディスク」、「クラッチ・プレッシャープレート」、「機械式及び油圧式のベルト・テンショナー」、「シンクロナイザー・リング」、「クラッチ・リリース・ベアリング」、「クラッチ・リリース・システム」を製造する予定となっている。
タイは世界的に、自動車OEMの製造・研究開発施設が最も集中している自動車製造のハブであり、近年は力強い産業成長を遂げている。シェフラーは、幅広い技術と専門知識を注ぎ、アジア太平洋地域の新興市場へ大きな可能性を有している。
(画像はプレスリリースより)

シェフラー
http://www.schaeffler-group.com/content.シェフラー・プレスリリース
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