三大都市圏、中古マンション価格上昇 東京カンテイ調べ

東京カンテイは1月22日、2014年の中古マンションの価格推移をまとめた「三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格年別推移」を発表した。これによると2014年の中古マンション価格は、上昇率が拡大している。

首都圏における2014年中古マンションの平均価格は、前年比2.1％上昇の2,851万円。ミニバブル後の最低値から60万円上昇し、再び2,800万円台に回復した。

エリア別で見ると東京23区は前年比5.2％上昇の4,023万円。3年ぶりに4,000万円台に乗った。横浜市と千葉市も上昇し連続下落から脱したが、さいたま市が前年比1.9％下落。2,089万円と、5年ぶりに2,100万円台を割った。

近畿圏は前年比0.6％上昇の1,817万円。微速ではあるが上昇傾向を維持しており、ミニバブル後の大底圏内から離脱を続けている。

けん引役の大阪市は前年比2.1％上昇し2,216万円と、強含みで推移。一方、神戸市は前年比1.3％下落。1,788万円と依然として下落しており、大阪市との価格差が大きく開いている。

2年連続で下降していた中部圏も、1,489万円と上昇に転じた。前年比0.4％の上昇だが、下落傾向にブレーキがかかった。

特に名古屋市の上昇率が勢いを増しており、前年比2.5％跳ね上がり、3年ぶりにプラスへと転じた。価格も1,787万円で神戸市と肩を並べている。

（画像はプレスリリースより）




株式会社 東京カンテイのプレスリリース
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c2014.pdf