2月23日発売
大日本住友製薬株式会社は、2月23日よりパーキンソン病治療剤「トレリーフ(R)OD錠 25mg」(一般名:ゾニサミド)を発売すると発表した。
トレリーフ(R)
トレリーフ(R)は「パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)」を効能・効果として2009年3月に発売され、2013年8月にはパーキンソン病における日内変動(wearing-off現象)に対する用法・用量の一部変更承認を取得。現在、パーキンソン病治療の選択肢のひとつとなっている。
通常、パーキンソン病の治療にレボドパ含有製剤と併用療法で使用され、レボドパの抗パーキンソン作用を、ドパミンレベルを上昇させることで増強・延長し、パーキンソン病の運動症状および症状の日内変動(wearing-off現象)を改善する。
パーキンソン病患者の症状を考慮
今回発売するトレリーフ(R)OD錠25mgは、パーキンソン病患者によく見られる症状を考慮し、製剤設計がなされた口腔内崩壊錠。トレリーフ(R)の剤形に新しく追加される。
口腔内崩壊錠は、口腔内の唾液によって崩壊するため、水がなくても服用することが可能で、嚥下障害を有することが多いと言われているパーキンソン病患者にとって服用しやすい製剤である。
また、振戦や固縮を有するパーキンソン病患者に対し、よりつかみやすい製剤とするために、既存製剤は6.6mmであった錠剤の大きさを8.0mmに変更し、さらにPTPシートから錠剤を取出し後、転がり落ちることがないよう平らな形状にし、改良を加えた。

大日本住友製薬株式会社ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=652