低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制など
2014年12月26日、エーザイ株式会社は、同社が創製・販売するプロトンポンプ阻害剤 「パリエット錠10mg」(一般名:ラベプラゾールナトリウム)が追加承認を取得したことを明らかにした。
内容は日本における低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制に関する効能・効果と5mg錠の剤形追加。
低用量アスピリンの長期投与が必要でかつ胃潰瘍または十二指腸潰瘍の既往歴を有する患者の治療において、課題になるのが上部消化管粘膜傷害の抑制だ。同剤は上記の患者を対象に実施された臨床第2/3相試験において有意に優れた潰瘍の再発抑制効果を示した。
現在、世界100カ国以上で承認
同剤は日本で1997年に発売開始されてから、現在は世界100カ国以上で承認されている。
日本では既に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎などにおけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助などの効能・効果について承認を得ていた。
現在、国内でプロトンポンプ阻害剤抵抗性の逆流性食道炎患者を対象とした維持療法の臨床第3相試験が実施中だ。

エーザイ株式会社 ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201479.html