FIFへ貸し付け開始
2014年12月19日に株式会社国際協力銀行が、インドネシア共和国にある「PT.Federal International Finance(以下FIF)」への融資を開始することを発表した。国際協力銀行が総額で25百万米ドルを限度とする貸し付け契約を締結している。
また協調融資として日本の中国銀行、静岡銀行、千葉銀行、群馬銀行、八十二銀行、百五銀行、百十四銀行、山陽合同銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、香港の香港上海銀行東京支店計11社によって行われる。協調融資総額は225百万米ドルが限度である。民間金融機関が融資する一部は国際協力銀行によって保証が行われている。
なぜ融資を行う?
この融資はFIFがインドネシアで行う金融事業に関して必要な資金を融資するものである。
インドネシアは経済成長がめざましく、生活水準の向上に伴ってオートバイをはじめとした二輪車の需要が高まっている。また、インドネシアでは二輪車の購入の際オートローンの利用率が高いことからインドネシア国内での二輪車販売にはオートローンのサービスが必須だ。
FIFはインドネシア国内においてHondaブランドのオートバイやバイクの販売を考えており、オートローン需要のために今回の融資でローン資金を借り入れていく。
国際協力銀行の狙い
国際協力銀行では日本企業の海外事業展開を金融面から支援している。
公的金融機関として日本企業を支えるために今回の融資も行っている。今後も様々な金融手法を通し支援を続けていく方針だ。

インドネシア共和国における二輪車販売金融事業向け融資及び協調融資金融機関融資に対する保証
https://www.jbic.go.jp/