障がい者が生産した農産物や加工品の販売
農林水産省は、厚生労働省および京都府と共催で、平成27年11月3日(火)に京都府庁旧本館前庭において「農福連携マルシェin京都」を開催する。
同省では障がい者の就労機会の創出や高齢者の健康づくりのため、農業と福祉の連携による取り組みの支援を行っている。今回の「農福連携マルシェin京都」はその支援活動の一環だ。
会場では、障がい者の就労に取り組む事業者が生産した農産物や加工品の販売を行う。ほかにも農福連携に関するパネル展示も行い、さまざまな取り組みについて紹介される。
11月3日当日は10時~15時の間マルシェが開催されるが、販売される農産物や加工品には数に限りがあるため売り切れた時点で終了となる。
農業と福祉のいい関係についての理解を
農業分野における実作業は、かなりの部分で単純化が可能だ。その単純化によって、さまざまな障がい者がそれぞれの能力を発揮して働くことができる。
そして自らが生産した農産物や加工品を実際に販売することで、障がい者は社会で生きているという実感と生きがいを得ることができる。
事業者側としてはその単純化した作業を根気よく続けてくれる労働者を確保できるだけでなく、障がい者雇用促進という社会貢献もできる。
さらには消費者も、根気のいる作業を続け丁寧に育てられた安全な農産物を手に入れることができるというわけだ。
このように農業と福祉が連携することで生まれてくるよい効果を、今回のイベントを通じ多くの人たちに理解してもらえることが期待される。
農林水産省プレスリリース
http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nougyou/農林水産省ホームページ
http://www.maff.go.jp/index.html