7四半期連続で最高値を更新
国土交通省観光庁(以下、観光庁)は21日、2015年7月から9月の期間における訪日外国人消費動向の調査結果を発表した。そして1四半期で初めて1兆円を突破し、7四半期連続で最高値を更新するという結果が明らかとなった。
調査の概要
訪日外国人1人あたりの旅行支出は前年同期と比べ、18.3%増加となる187,165円となった。これの大きな要因となっていることは中国からの訪日外客数が大幅に増加したことがある。
中国はほかの国籍や地域と比べても、1人あたりの旅行支出が高いため増加要因となっているが、中国の前年同期より旅行支出が18.8%増加したことも後押しとなっている。
2015年7月から9月における訪日外国人全体の旅行支出は前年同期と比べ、81.8%増の1兆0,009億円と大幅な増加となった。また、訪日外客数も前年同期と比べ53.7%増の535万人という結果となった。
国別、国籍別に見ると中国が約半数にものぼる46.6%の構成比となり、続いて台湾、香港、韓国、米国と続く。この5か国だけでも全体の80.9%をも占める。統計を見てみるとアジア圏の訪日外客数が圧倒的に多い。
(画像はプレスリリースより)
観光庁 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001106997.pdf