おさかなマイスターが出汁の活用方法を伝授
東京・三鷹市では、学校・家庭・地域が連携して子育てに取り組めるよう考える機会を提供することを目的として、市立の全小中学校において、「家庭教育学級」を実施している。
この家庭教育学級の一環として、11月9日、第一小学校にて、「飲み比べて知る出汁」という食育講座が実施される。
講師は、料理研究家であり“おさかなマイスター”としての肩書きも持つ馬場香織氏が勤める。
講座では、原料である煮干し、鰹、昆布の紹介と、それぞれから得られる出汁の試飲のほか、出汁を有効活用した調理法を実演する。
参加費は無料だが、事前申し込みが必要だ。定員は40名、申込者多数の場合は抽選となり、当選者には後日案内状が送付されるとのこと。一時保育はないので、子どもの同伴は不可とのこと。申し込み締め切りは10月13日まで。
基本的に、参加対象者は各校在籍児童の保護者だが、希望すれば三鷹市在住の市民も参加できる。
魚をおいしく食べてもらうための伝道師“おさかなマイスター”
馬場氏が持つ“おさかなマイスター”という資格は、築地の日本おさかなマイスター協会が運営する認定資格で、魚をおいしく食べてもらうための伝道師として、魚食を普及することを担っている。
受講資格は、水産や調理・飲食に関わる仕事に2年以上従事した人を対象とされており、22講座(合計44時間)をみっちり勉強した人たちだ。
また、一般消費者向けに“おさかなマイスター アドバイザー”というコースもあり、こちらの資格を修了していれば、一般の人でもマイスターに挑戦することができる。
“おさかなマイスター”あるいは“おさかなマイスター アドバイザー”を取得しているのは、現在、約400人いるという。
出汁は和食の基本と分かっていても、手間がかかるとおざなりになっている人も多いだろう。これを機会に出汁をとってみてはいかがだろうか。
三鷹市 イベント情報
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_event/054/日本おさかなマイスター協会
http://www.osakana-center.com/meister/top.html