高齢者の認知症対策で
ソフトバンクグループのWireless City Planningは、大分県臼杵市と臼杵ケーブルネットと共同で、11月より、臼杵市にて、近距離無線通信技術の一つであるiBeaconを利用した「徘徊検知ソリューション」の実証研究を開始することを発表した。
実証研究内容
今回の実証研究では、臼杵市内における高齢者の生活動線を考慮したエリアと、橋や駅などの普段の動線にはない非日常エリアを加えた計100カ所に受信センサーを設置する。
一方、実証研究協力者には、200個の常時携帯用でキーホルダー型のiBeacon端末を用意。受信センサーがiBeacon端末を検知すると、検知した場所と時間が端末情報に記録され、併せてその情報を、指定した家族や関係者へ、メールで連絡するというものだ。
なお、一部の協力者には、実際の捜索をサポートするスマートフォン用アプリケーションの利用権限を提供。使用者自身の位置情報および指定した捜索対象者の直近検知情報を、地図上に表記する等の検証を行う。
地域で安心した生活を
臼杵市の高齢化率は、2014年時点で35%を超えており、2025年には40%を超えると見込まれることから、同市では持続可能な地域づくり、高齢者が地域で安心して暮らせるまちづくりに積極的に取り組んでいる。
3者は、今後ますます進行する高齢社会を見据え、今回の実証研究では、見守りプラットフォームの構築を目指し、将来的には、児童見守りにも活用していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
Wireless City Planning プレスリリース
http://www.wirelesscity.jp/info/press/臼杵市 ホームページ
http://www.city.usuki.oita.jp/臼杵ケーブルネット ホームページ
http://www.oct-net.ne.jp/~u-net/index.html