薬としての有効成分を含まない
2015年7月14日、プラセボ製薬株式会社は偽薬『プラセプラス』をAmazon.co.jp等で発売すると発表した。
『プラセプラス』はプラセボ製薬が販売する偽薬である。プラシーボ効果を保証するものではないが、有効成分を含まないプレーンなタブレット(粒・錠剤)型プラシーボとして色々な場面で様々な用途に使用可能である。
偽薬の必要性
健康に不安を抱える高齢者の中には今そこにある苦しみから解放されたいとの思いから、特定の医薬品に執着し大量服用してしまう場合がある。
執着する対象は胃腸薬、睡眠導入剤、抗うつ剤、頭痛薬、便秘薬、緩下剤など様々だが、そのような本当の医薬品を飲みすぎるために、健康を害していると考えられる場合が多くある。
また、認知症高齢者において、一度規定量の薬を服用したにもかかわらず、認知機能低下のため服用した事実を失念し、何度も薬を飲みたがることがある。このような場合でも、本人の意向を否定せず、スムーズに対応するための偽薬として利用できる。
今回発売の『プラセプラス』
『プラセプラス』は、ほのかな甘みのプラシーボ粒(直径8mmの白色タブレット)。プラシーボ(プラセボ、偽薬)そのものとして利用可能である。
『プラセプラス』は小分けにする際などに便利に取り扱うことができるPTP包装30粒入り(個包装品)、家庭用のビン包装200粒入りが用意されている。
なお、医薬品との混同を避けるため、各PTPシート裏面には「栄養補助食品」と表示してある。
(画像はプレスリリースより)
プラセボ製薬 プレスリリース(@Press News)
https://www.atpress.ne.jp/news/67299