汚泥発酵処理で発生するガスで発電し地産地消を実現
月島機械株式会社はグループ会社のサンエコサーマル株式会社とともに、鹿沼市と官民共同事業協定に基づく発電施設「鹿沼市黒川消化ガス発電所」を黒川終末処理場内に建設し、6日に発電を開始したと発表 。
同日には、鹿沼市の佐藤信市長をはじめ鹿沼市議会や鹿沼市環境部の諸関係者が出席した発電開始式が開 かれ、発電所の起動セレモニーや施設の見学会が行われた。
同事業は、2014年10月に発表され進めてきた取り組みで、温室効果ガスの削減やクリーンエネルギーの導入促進、さらにごみの減量化を目的として計画されたもので、下水道施設で民間活力を活用したガス発電事業は栃木県初となる。
同発電所は、黒川終末処理場で発生する消化ガス(バイオガス)を燃料とするもので、さらにはし尿・浄化槽汚泥や食品系バイオマスなど、未利用の地域資源の活用によりバイオガスを増量し発電する。今後は20年間にわたり地産地消の再生可能エネルギーとして長期・安定的な電力を作り出す予定。
使用するバイオガス発電設備は、設備容量250kW(ガスエンジン250kWx1台)、年間発電量は将来的に一般家庭約450世帯相当の約160万kWhを計画としている。
官民連携で環境の保全と循環型社会の構築を目指す
官民共同となる同事業では、鹿沼市が原料となる未利用バイオマスの受け入れと処理、およびバイオガスの供給の部分を主に担当し、月島機械グループは、発電設備の建設と共に食品系バイオマスを市で受け入れ易い形状にする設備を建設し、発電事業の維持管理と運営を受けもつ。
同事業により、これまで焼却処分していた余剰ガスが発電に利用されることによる温室効果ガスの削減が期待され、また発電用地やバイオガス提供により、同市の下水道事業の財源確保にも貢献できるものと見込まれている。
月島機械グループと鹿沼市は、同事業による官民連携において、環境の保全と循環型社会の構築を推進し 、再生可能エネルギーの創出および効率的な廃棄物処理の実現を目指す方針。
(画像はニュースリリースより)

月島機械株式会社 News Release
http://www.tsk-g.co.jp/up_pdf/201507061501.pdf