アミューズメント目的とは一線を画して
有限会社グローバルスタンダードは機能訓練用として「介護・認知症予防用パチンコ台」を開発し、12月10日からレンタルサービスを始めた。
遊技機の福祉施設への導入に関しては、税金を使う介護現場に置くことに反対の声も多くあがっている。これは本来の介護の目的とかけ離れて遊び目的とも見なされたためで、神戸市ではカジノ型デイサービスに規制の声が出たことも記憶に新しい。
そこで同社ではアプローチを変えて、聴覚、視覚、運動の作業を同時に行うことで、リハビリ効果があり認知症予防にもなる機器へと発展させた。
懐かしさを残しながら 楽しみながら
「介護・認知症予防用パチンコ台」は足を使って交互に踏み込むことで歩行訓練になるし、蹴り上げるという動作も必要になる。
加えて握力グリップを握ったり、ハンドルを回したりすることで手の機能訓練も担う。音楽を聴く、玉を目で追う行動はリラックス効果とリハビリ効果が期待される。
実験的に導入した施設では、始めは短時間しか出来なかった訓練が徐々に時間が長くなり、高齢者にとってはどこか懐かしく、楽しみながらのリハビリになっているようだ。
(画像はホームページより)
「介護・認知症予防用パチンコ台」プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/84007有限会社グローバルスタンダード ホームページ
http://www.pachi7.com/gb/