初代のプリウスより採用
大手自動車部品サプライヤーのアイシン精機のグループ会社で、アイシン精機、デンソー、住友電工、トヨタ自動車のブレーキ部門を統合して設立されたブレーキシステムのサプライヤーであるアドヴィックスは、新開発の新世代の電子制御ブレーキシステムがトヨタ自動車の新型プリウスに採用されたと発表した。
アドヴィックスの電子制御ブレーキシステムは、1997年に発売された初代プリウスに採用されて以来、トヨタ自動車のハイブリッド車および燃料電池車などの環境対応車に採用されている。
将来の運転支援制御への拡張性も
電子制御ブレーキシステムは、ハイブリッド車などにおいて、油圧ブレーキ力と電動モーターによる回生ブレーキ力を協調させながら、車両の減速時の運動エネルギーを最も効率的に回収するための制御を行うシステムである。
アドヴィックスが今回開発した電子制御ブレーキシステムは、従来のシステムと比較して大幅に油圧応答性を向上させることに成功している。
この高い油圧応答性により、スムーズなブレーキフィーリングとエネルギー回収領域の拡大の両立を実現し、さらなる燃費の向上に貢献することが可能となっている。
また、今後の開発が見込まれている高度な運転支援制御についても対応が可能な機能の拡張性を有していることも特徴となっている。
(画像はニュースリリースより)
アイシン(アドヴィックス)ニュースリリース
http://www.aisin.co.jp