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2025年04月21日(月)
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大成建設のF.T.Pile構法がさらに進化

大成建設のF.T.Pile構法がさらに進化

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一般評定の設計式改定とSC杭への適用
大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山内隆司)は、自社開発した杭頭半剛接合法「F.T.Pile構法」(既製コンクリート杭)を高支持力杭工法に確実な対応を図るため、財団法人日本建築センターの一般評定の設計式改定により根本的に見直しを図った。

それと併行して、引き抜き力が作用するSC杭の接合方法の標準化も既に実現したとのことだ。
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(画像はプレスリリースより)

過去の教訓から生まれた技術
従来、杭基礎構造物の杭頭接合部は耐震性を考慮し杭と基礎の接合部を剛接合にしていたが、地震発生時に作用する大きな曲げモーメントによって杭が損傷を受けやすい。実際、阪神・淡路大震災の事例では、接合した杭の頭部損傷による建物の沈下・傾斜が多く見受けられた。

そこで、これらを教訓に考え出されたのが杭頭にキャップをかぶせるスタイルのF.T.Pile構法だ。F.T.キャップを活用し杭頭と基礎を半接合にすることで、杭基礎の耐震性能の向上と基礎構造の合理化が可能になった。

より剛性の高い鋼製SC杭を使用する高支持力杭工法に応用すると、杭1本あたりの支持力が高まる分、全体的に杭の本数を減らしてもなお耐震性能を保てる。

確かに資材効率はよくなるが、そのためには施工管理の信頼性がより一層担保されねばならず、その裏付けとして今回の建築センター一般評定の設計式改定に至った次第だ。

2004年に国土交通省国土技術開発賞を受けた確かな技術だが、より客観的信頼度を高めるための方策だ。これに伴い、SC杭の接合方法にも標準仕様として移行させた形だ。

さらなる安全・安心を追求
同社が2004年に設立したF.T.Pile構法既成杭協会は、構法の優れた施工性と経済性が受け入れられ、設立10年となる今年、協会正会員が15社、採用されたプロジェクト累積数は1,600件を超え、杭本数にすると11万本という施工実績を達成した。

これを機会に同構法はますます適用実績に弾みがつくとの見通しで、同社では胸を張ってなお一層の普及・推進に努めたいと意気込んでいる。


外部リンク

大成建設株式会社 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/release/2014/1353297955466.html

F.T.Pile構法既成杭協会
http://www.ftpile.jp/

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